ミャンマー列車旅
ミャンマーで地方旅をするとき、交通手段は主に3つ。
②高速バス→(メリット)座席間が広い。特にVIPバスは3列シートで快適(デメリット)サービスエリアごとに盗難防止のため乗客全員が降りなければならない。エアコンの効きすぎで寒い。
③汽車→(メリット)チケットが圧倒的に安い。(デメリット)長時間移動。エアコンなし。
今回は、低価格で行ける汽車旅(ヤンゴンーマンダレー間)の様子をご紹介します!①飛行機と比べて時間はかなりかかるので、時間に余裕のある方にオススメです。
チケット購入方法
席種と値段
向かい合わせになっている4人掛けの普通席は70席ほど―MMK4,650
2人掛けの上等席は40席ほど―MMK9,200
寝台席は1部屋4つもしくは2つのベッドが入っている寝台席は20席ほど―MMK12,750
(※区間によって値段が異なります。)
列車の流れ
定刻通りの午後3時、ノロノロ出発。街中ではゆっくり、街はずれになるとスピードを上げて日本の普通電車くらいの速さに。
出発から1時間ほど経った午後4時頃、お兄さん2人組が午後6時半に配るお弁当の予約受付をしにきました。
カウスエヂョー(やきそば)、チャーザンヂョー(ビーフン)、タミンバウン(中華丼)、コンバウンヂョー(酢豚から酢を抜いたようなもの)それぞれMMK2,000ほど。
※電車に在庫をストックしているのではなく、注文を受けた分だけ途中で寄るお弁当屋さんから受け取るシステムになっているので、午後6時半お弁当が届くころに注文しても食べられないそうです。
窓の外を眺めると、ひたすら田舎の風景が広がっています。途中、ネーピードーを通り過ぎる時だけ、他の国に来たのではないかと錯覚するほど広い整備された道路がバーンと広がった風景が続いたのですが、それ以外は「村と自然」でした。物思いにふけりながらのんびりと風景を眺めるのも楽しいです。
お手洗いもあります。中は思っていたより清潔でした。
高速バスよりも揺れは少ないので、個人的には結構快適だと思ったのですが、普通席は2席―2席が向かい合った状態。足をお互いがのびのびと伸ばせる間隔は十分には無いので、足がしびれることも。足のしびれ対策のために、ちょくちょく立ち上がって屈伸運動を繰り返しました。また、椅子は固いプラスチック素材なので、3時間ほどでお尻と腰が少し痛くなりました。荷物に余裕があれば、薄いクッションなど持ってきておくと快適に過ごせそうです。
どの席もエアコンは付いておらず、通路の上にある扇風機がまわっているだけなので、相当暑いのではないか…と心配していたのですが、案外外からの風が涼しく快適でした。ただ、砂ぼこりが舞っていたり空気があまりきれいでない場所もあるので、マスクを持って行った方がよいかもしれません。
1時間に1回ほど、日本の新幹線のようにカートで飲み物を売りに来るお兄さんたちがいました。1ℓの水MMK400、600mlのコカ・コーラMMK 600 と、街中のスーパーで買うよりもMMK100ほど割高ですが、そこまで変わるわけではないので事前に買いだめしておく必要はないかと思います。
他にも、停車駅ごとにミネラルウォーターやおかしを売りに来る人がいるので、食べ物や飲み物には困りませんでした。
午前5時、マンダレー駅に到着。さすがに14時間の移動は疲れますが、列車に揺られながら窓の外をボーっと眺める…いかにも旅!といったのんびり旅もたまには良いかもしれません。
基本情報
Yangon Central Railway Station | |
住所 | Kun Chan Rd, Yangon |
備考 |
フォトギャラリー
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