■目次
<政治・経済>
アジア開発銀行による2019年度のミャンマー経済の見通しは?
☞まとめると
✔アジア開発銀行は「アジア経済見通し2019年(Asian Development Outlook 2019)」を発表。
✔ミャンマーは対外直接投資の増加と政府による経済・政策改革で2019年から2020年に経済成長が回復との見通し。
✔対外直接投資の増加はアジアの投資家による製造業やサービス業へのコミットメントの高まりによる。
アジア開発銀行(Asian Development Bank:ADB)は4月3日、「アジア経済見通し2019年(Asian Development Outlook 2019)」を発表。同報告書によると、ミャンマーは対外直接投資の増加と政府による経済・政策改革のおかげで、2019年から2020年にかけて経済成長が回復するとの見通しだという。
ミャンマーの国内総生産(GDP)は2019年9月までの1年間で6.6%、1年後には6.8%の成長を見込んでいる。一方、GDPの伸びは、昨年4月から9月にかけて6.2%に減速した。(出典:Myanmar News)
IFC、ミャンマー企業のコーポレートガバナンスについての報告書を発表
☞まとめると
✔ミャンマー企業のスコアは、ASEAN平均の69%に比べて30%であった。
✔また、ミャンマー企業の中には平均を大きく上回った活動をしている企業や、公開会社と非公開会社よりも優良な企業があることも示されている。
✔報告書は、ミャンマーの経済を後押ししながら、他のASEAN市場とのギャップを埋めるために、企業が改善できる方法についての提言も。
世界銀行グループの国際金融公社(以下、IFC)は、ミャンマー証券取引委員会とヤンゴン証券取引所、ミャンマー投資企業管理局(DICA)と共同で発表したミャンマーのコーポレートガバナンススコアカード2018について報告した。
東南アジア諸国連合(以下、ASEAN)のコーポレートガバナンススコアカードに基づいた企業評価の報告書では、ミャンマー企業のスコアは、ASEAN平均の69%に比べて30%であった。また、ミャンマー企業の中には平均を大きく上回った活動をしている企業や、公開会社と非公開会社よりも優良な企業があることも示されている。(出典:Myanmar News)
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<社会>
ミャンマーから中国に売られる「花嫁」、出産まで拘束 人権団体が報告
☞まとめると
✔ヒューマン・ライツ・ウォッチはミャンマーのカチン州から中国に女性が売られた例を報告。
✔背景には、「一人っ子政策」と長年にわたる男女の産み分けがもたらした女性が不足している事態がある。
✔HRWはミャンマー政府やカチン当局に対して、人身売買業者からの女性の保護や業者摘発を強化するよう要請。
(CNN) ミャンマー北東部にある国内避難民のキャンプ。そこで困窮していたセン・ムーンさんはある時、義理の姉妹から説得を受け、職探しのため国境を越えて中国に入った。
その車中、手渡された乗り物酔いの薬を飲んだところ気を失った。意識が戻ると、両手を背中で縛られた状態だった。義理の姉妹の姿は見えず、その場にいたのは中国人の家族だけだった。
数カ月後、戻ってきた義理の姉妹から、中国人の男性と結婚するよう告げられた。(出典:CNN)
アジアで猛威を振るう「アフリカ豚コレラ」 – 澁谷司
☞まとめると
✔国際獣疫事務局は、カンボジアから初めて「アフリカ豚コレラ」(AFS)が発症したという報告を受けた。
✔ASFは致死率はほぼ100%で、「豚コレラ」とは違って、未だワクチンが開発されていない。
✔カンボジアと国境を接しているASEAN諸国(タイ、ミャンマー等)は戦々恐々としているに違いない。
今年(2019年)4月3日、国際獣疫事務局(OIE)は、カンボジアから同国において初めて「アフリカ豚コレラ」(以下、ASF)が発症したという報告を受けている。そして、OIEはそれを公表した。
カンボジアは、中国、モンゴル、ベトナムについで、アジアでは4番目のASF感染国となった。また、ASEANではベトナムに次いで、2番目である。
ベトナムやカンボジアと国境を接している他のASEAN諸国(ラオス、タイ、マレーシア、ミャンマー等)は戦々恐々としているに違いない。(出典:BLOGOS)
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